■万里センセイの海馬【毎週木曜更新】

「税金あれこれ(全4回)」
-その3(1/2):「取り易いところから税金を取る!?財務省」-

「消費税増税の前に、タバコ税増税かギャンブル税創設」という話があります。

自民党税制調査会の議論でも、そんな話が出て、話題を呼んだ記憶があります。

実際には、両方ともまだ検討段階にすぎませんが、競馬ファンにとってはギャンブル税の創設が気になるのではないでしょうか。

しかし、このギャンブル税は競馬ファンには直接の関係がなさそうです。

というのは、競馬の税金は中央競馬の場合、すでに売り上げ利益の10%プラス余剰金の2分の1が国庫納付金という形で国に納められているからです。

地方競馬でもそれぞれ主催者の地方自治体に納付金という形で納められています。

ここで議論になったギャンブル税は主に、パチンコの売り上げから一定割合で税金を徴収しようというものです。

パチンコの売り上げは、最近の不況でめっきり減ったといっても年間30兆円あります。

仮にギャンブル税の税率を10%にしても3兆円ですから、消費税の1・5%分の税収にあたります。
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