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「税金あれこれ(全4回)」
-その4(2/2):「ペットに税金!?」-

こうした税金は、国の法律ではなく、自治体の条例で議会が決めることになります。

正式名称は「法定外普通税」です。この他に自治体が独自に決める税金には、「法定外目的税」があります。

一時、JRAの場外馬券売り場に税金をかけようという議論が神奈川県でありましたが、これは「法定外目的税」です。

「法定外普通税」との違いは、集めた税金の使い道が、「普通税」は何にでも使えるのに対して、「目的税」は特定の目的にしか使えません。

神奈川県のケースでは、場外馬券売り場は、騒音など周辺住民に迷惑をかけるので、周辺環境整備のために税収を使うことになっていたはずです。

最近は電話を使った馬券の購入が増えていますからJRAも新規の場外売り場を増設する予定はないと思いますが、場外売り場の設置に対しては、地元の自治体で、「法定外目的税」が課税される可能性も否定できません。

もちろん、その負担を競馬ファンに押し付けるなんてことはJRAも考えていないはずですが・・・。
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