■万里センセイの海馬【毎週木曜更新】
「夢とロマンと資産運用(全4回)」
-その2(1/2):「
「還暦」、「耳順」になって思うこと
」-
六〇歳の誕生日を迎えると「還暦」と呼ばれることは皆さん御存知の通りです。
前のコラムに書いたように干支(えと)の10と12の最小公倍数が60ですから、六〇年経つと、生まれた年の干支に戻ることから暦(こよみ)が還(かえる)、つまり「還暦」と言われています。
中国の思想家である孔子は『論語』の中で、六〇歳を耳順(じじゅん)と表しています。
「吾(われ)、十有五(じゅうゆうご)にして学(がく)に志(こころざ)し」で始まる有名な文章の一節です。
この文章の中では、三〇歳は而立(じりつ)、四〇歳は不惑(ふわく)、五〇歳は知命(ちめい)、六〇歳を耳順(じじゅん)と言っています。
また、七〇歳を古稀(こき)と呼びますが、これは孔子の『論語』ではなくて、中国の盛唐の詩人、杜甫の『曲江(きょくこう)』の詩の中の「人生七十古来稀(こらいまれ)」によるとされています。
八十八歳は米寿。
米の字を分解すると八十八になるからで、九〇歳の卒寿は卒の略字が九と十に分けられるからです。
百に一歳足りない九十九歳は白寿です。
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