■万里センセイの海馬【毎週木曜更新】
「夢とロマンと資産運用(全4回)」
-その2(2/2):
「年金の保険料支払いから解放された
」-
「長生きできる保証はないから年金を早くもらっておこう」と考える人もいるでしょうが、一度減額した年金を受け取ると、65歳になっても額が増えないのがこの制度の特徴です。
仮に60歳から年金を受け取ると、最後まで減額された4万6200円になってしまいます。
60歳の男性の平均余命は22年間というデータがありますから、平均まで長生きしたとすると、生涯の年金受取額は、60歳から受け取り始めたケースでは約1219万円、65歳を待って受け取ると、生涯年金額は、約1346万円になり、127万円多くなります。
「繰上げ支給」は損になりますし、「自分は短命だ」と思い込んでいる人が平均以上に長生きするケースはよくあることです。
やはり年金の受け取りは65歳まで我慢するのが鉄則ですが、最近の経済事情から、「今すぐに年金を受け取りたい」と考える人が増えているのは残念なことです。
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