■万里センセイの海馬【毎週木曜更新】

「行き着く先は金!?〜世界の金貨〜(全5回)」
-その4(2/2):「大量に偽金貨が出回った天皇記念金貨の謎 」-

純金を同じ量使えば、金貨の質感、重さなども本物と区別が付きません。

「そもそも4万円の金貨に6万円のプレミアムを付けて儲けようとした政府が悪い」という意見や、「香港かシンガポールの犯罪組織が絡んでいるらしい」との情報が飛び交いましたが、未だに犯人も見つかっていません。

政府は偽金貨対策として、途中から金貨を透明なプリスターパックに入れ、販売し、このパックに入ったものでなければ銀行でも引き取らないことになりましたが、今では、金貨のみでも、銀行で10万円に換金可能だと聞きました。

もっとも、わざわざ銀行に持って行って10万円の現金に換えたのでは、これまで長く持っていた意味がありません。

コイン商の店頭やインターネットのオークションでは10万円の記念貨の売値は13万円から13万5000円ですから、買値はこれ以下としても12万円ぐらいで引き取ってくれるはずです。

そして、もうひとつ政府が同時に販売した「プルーフコイン」といって鏡状に磨いた10万円の金貨には、さらに高い値段が付いています。

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