■万里センセイの海馬【毎週木曜更新】

「北京オリンピックと香港競馬(全4回)」
-その3(2/2):中国馬術界の王子-

2008年1月号の『人民中国』誌では、昨年10月、北京の「燕竜国際馬術クラブ」が名馬の故郷トルクメニスタンから買い入れた馬を競売して、その売り上げを中国馬術チームに寄付したニュースが掲載されていました。中国の馬術チームはこれで競技用の馬を購入することができたようです。


この雑誌のページを繰っているうちに、もうひとつ興味深い記事を発見しました。「北京オリンピック、ダークホースたちの素顔」というタイトルの特集記事で、その中にわが国のハニカミ王子によく似た顔立ちのイケメン騎手が紹介されていました。

彼の名前は「華天(Alex Hua Tian)」18歳で、父親は広東省出身の軍人、母親はスッコットランド出身の女性で、2000年に英国へ馬術留学。2006年5月英国ウインザー・ロイヤル馬術競技会に出場し、エリザベス女王杯で優勝した折、エリザベス女王が慣例を破って、自らの手で賞杯を彼に授与して話題になったそうです。

彼がオリンピックの本番で金メダル獲得は夢のような話ですが、彼の端正な容姿がオリンピックの話題を集めることはたしかでしょう。

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