■万里センセイの海馬【毎週木曜更新】

「政治家と競馬の関係(全4回)」
-その4(1/2):野党の競馬博士 小川敏夫-

野党の政治家で競馬好きでは、民主党の小川敏夫参議院議員の右にでる人はいないでしょう。本人に取材をしたところ「初めて馬券を買ったのは1973年、大学4年の頃」と告白していました。彼はその後、検事・裁判官・弁護士となって法曹界で活躍するのですが、競馬というより馬に対する愛情を断ちがたく、1988年には一口馬主になって、1991年には晴れて単独で馬主になった経歴の持ち主です。

「活躍した馬で印象深いのは日経賞2位入賞のイタリアンカラーです」とは本人の談です。かれこれ20年近い馬主の経歴がありますから、推されて東京馬主協会の副会長を務めていました。

しかし最近は参議院で民主党は与党となり、小川氏も多忙を極めているために、副会長は辞して専務理事となっています。そんな彼も実際に競馬場に出かけるのは年に2-3回とのことですが、現在のJRAのあり方には、馬主としての意見があります。「最近は自分の馬をレースに出したくても出ることができない状況が続いています。JRAが意図的に競走馬を登録過剰にしています。

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