■万里センセイの海馬【毎週木曜更新】
「競馬的お金の事情!?(全4回)」
-その1(1/2):競馬の儲けと税金-
話はやや旧聞に属しますが、昨年、爆笑問題の田中君が競馬で797万円儲けたと発言して、話題になりました。田中君のような超売れっ子のタレントは、当然税理士の先生がついていますから今年の確定申告の際、競馬で儲けた税金をしっかり払ったはずです。
この例からも判るように、競馬の儲けには税金がかかることは今や常識。念のために競馬の儲けと税金の関係をおさらいしておくと・・・先ず、競馬の儲け(競艇や競輪の儲けも含めて)が年間50万円以下の場合は申告の必要はありません。
50万円を超える場合、先ず、年間の儲けから必要経費を引きます。必要経費は、年間の外れ馬券の購入費全部ということではなく、当たったレースに買った馬券の費用ということですから、100万円の当たり馬券で、そのレースに買った馬券が10万円なら、必要経費は10万円となります。
この場合、給与所得など他の所得と合計するのは儲けから必要経費、さらに50万円を引いた後の金額の二分の一という決まりです。先程の100万円のケースで税金の対象になるのは40万円で、実際に払う所得税は、その他の所得にもよりますが、せいぜい1割の4万円から2割の8万円でしょう。だから正直に申告しても、儲けの半分も税金を取られることはないのです。
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