■万里センセイの海馬【毎週木曜更新】

「競馬的お金の事情!?(全4回)」
-その2(1/2):競馬の控除率が下がった!-

「控除率」と聞いても競馬に関心のない人は、「それ何のこと?」といった反応ですが、競馬ファンにはすぐピンと来る用語でしょう。馬券の売り上げが低迷すると、必ず議論されるのが、この控除率の問題です。これまでわが国の競馬の控除率は25%というのが長い間の常識でしたが、先ず2005年の競馬法改正で単勝、複勝に限って控除率20%が可能になり、次いで2007年の改正で、ダービーや有馬記念などの重賞レースでは全ての投票法で控除率が20%になりました。

控除率が20%とは、仮に、中央競馬で1レース1億円の売り上げがあれば、その20%=2000万円が国と日本中央競馬会に入って、残りの80%=8000万円が当たり馬券を買った人に分配されるということです。

控除率というのはギャンブルに付き物の「テラ銭」ですから、もちろん安いに越したことはありませんが、まあ、世界的に見ても20%は、さほど高くない数字と言えるのではないでしょうか。
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