■万里センセイの海馬【毎週木曜更新】
「株の格言にみる競馬必勝法(全5回)」
-その2(1/2):下手なナンピン大怪我のもと-
先週、このコラムで「株は投資で競馬は投機だ」と書いたら競馬ファンからお叱りを頂戴しました。「競馬は推理するスポーツで、大きな利益を狙っているわけではない。負けても授業料、勝てば自分の努力に対する当然の報酬」といった意見でした。
もちろん、こうした考えのファンがいることが競馬の健全な発展に繋がっていると思いますが、同時に、競馬にはお金の要素がからむことも否定できない事実です。そこであくまでも参考になればと株の格言を紹介しているのです。
今週の格言 「下手なナンピン大怪我のもと」この格言を理解するにはナンピンについての説明が必要かもしれません。
ナンピンとは、漢字で「難平」と書き、上がると思って買った株が思惑に反して価格が安くなったところで、更に株を買い増しすることです。買い増して、株数が増えれば株の購入単価が平均化され、安くなり、今度値上がりした時にそれを売れば大儲けができるということですが、実際には、さらに値下りして損を拡大してしまうことがよくあるのです。
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