■万里センセイの海馬【毎週木曜更新】

「株の格言にみる競馬必勝法(全5回)」
-その2(2/2):下手なナンピン大怪我のもと-

馬券を買うケースに当てはめると、本来なら本命、対抗、アナで3頭ぐらいに絞って買うのが一番効率的なのでしょうが、なかなかそうはいきません。私も以前、競馬場で失敗したことがあります。

パドックで、仕上がりのいい馬が目に留まりました。オッズを見ると、ほとんど買われていません。嬉しくなって、せっかくこんな馬を発見したのだから、「単」とは言わず「連」で賞金をぜひ取りたいと思って、全枠流して買って見事外しました。

三点買いくらいに止めておけばよかったものを、ナンピンをかけて損害を拡大させたのです。当たる確率を高くしたつもりが、結局は傷口を広げてしまうことになり、止められないところに人間の悲しい性(さが)があるのかもしれません。
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