■万里センセイの海馬【毎週木曜更新】

「ワタシの周囲の馬好きの人々(全5回)」
-その2(1/2):馬脚を露わす-

この連載、競馬には素人の私が毎回汗をかきかき、頭をひねりながら書いているのですが、意外なところで愛読者がいるようです。

先日も編集長のK氏から「よく読まれているコラムで、ヒット数は上位ですよ」とお褒めの言葉をいただきました。

たしかに最近、知人、友人と会って色々話をしていると、このコラムが話題に上る機会が増えているので読者が多いと実感しています。

知り合いのAさん。某出版社の役員ですが、連載第二回目に書いた「親父がピアノの調律師と言うべきところを調教師と間違えた」という話を覚えていて、自身の失敗談を告白してくれました。

Aさんがまだ若い頃、一人息子が受験の最中で、有名私立小学校に入学させるために、奥さんともども必死になって、受験塾に通わせていたときに、塾の先生が子どもに向かって「紙は一枚二枚、お茶は一杯、二杯。それじゃ馬は?」と聞くと彼の息子は大きな声で「一着、二着」と答えたそうで、一緒にいた奥さんから、「あなたが競馬ばっかりやるからよ。私は顔から火が出たわ。受験が終わるまで競馬は止めて」と大目玉を喰らったとのことです。
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