■万里センセイの海馬【毎週木曜更新】
「記憶に残る名勝負(全4回)」
-その3(2/2):トウカイテイオーVSレオダーバン-
しかし、出走20頭のうちで一番大外の20番枠で、私はそれを嫌ってトウカイテイオウは買わずにいたのですが、レースが始まって間もなく、トウカイテイオウは大外から割り込んで5-6番手の好位置をつけてしまいました。
この辺りが安田騎手の上手さでしょう。その瞬間、私は自分の買った馬券が外れることを覚悟しました。
結果はトウカイテイオウはとにかく強く、最後の直線で抜け出し、2着のレオダーバンに3馬身の差で堂々、優勝しました。
私がこのレースで得た教訓は、「実力のある馬はどの枠にいても勝てる」ということでしたが、さらに驚いたことは、トウカイテイオーはレース中に骨折して、その痛さをこらえて完走したのでした。
そのため秋の菊花賞は休場、ダービーで一敗地に塗れたレオダーバンが優勝杯を手にしました。なお、この日の東尾氏は大当たりで、その夜楽しいお酒を飲んだと聞きました。
万里センセイの海馬TOP
うまレターモバイルTOP
(C)AnswerCorporation