■万里センセイの海馬【毎週木曜更新】
「JRAにまつわるエトセトラ(全4回)」
-その4(1/2):競馬ファンの2人に1人は電話投票-
JRAの売り上げが伸び悩んでいるというより、毎年減少していることは競馬ファンにはよく知られていることだと思われます。
JRAは「年間3兆円の売り上げ」と表現していますが、最近(2007年)の売り上げは3兆円を割り込んで、2兆7591億円しかありません。
ピーク時の1997年は4兆円の売り上げを記録していましたが、その後、馬券の売り上げは毎年じりじりと下がり続けています。
こうした長期低落傾向の原因として思い浮かぶのが、ギャンブルや娯楽の多様化による人々の競馬離れですが、実際の事情はもう少し複雑です。
たしかに競馬場に直接足を運んで馬券を買うファンの数は、97年が1300万人なのに対して、07年は753万人と、10年間で40%以上の減少です。
場外売り場のウインズやパークウインズに出向く人の数を見ても、97年には馬券を買った人の65%が場外売り場を利用していたのが、07年の割合は44%に減少しました。
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