■万里センセイの海馬【毎週木曜更新】
「馬ならぬウシにまつわる話(全5回)」
-その1(1/2):つちのと・うし≠ニは?-
今年は十二支でいうところの「丑(うし)年」であることは、皆さんご承知の通りでしょう。
こうした年の数え方は、古代中国から伝わったものですが、実は十二支の前に十干(じゅっかん)という数え方が付いて、十干十二支(じゅっかん・じゅうにし)の組み合わせで呼ぶのが正式です。
これに従うと今年は己丑(キ・チュウ)「つちのと・うし」の年になります。己丑がどうして「つちのと・うし」になるのかは、十干十二支を理解する必要があります。
十干とは、甲(コウ)乙(オツ)丙(ヘイ)丁(テイ)戊(ボ)己(キ)庚(コウ)申(シン)壬(ジン)癸(キ)から成り、昔の学校の通信簿は、成績のいい順に甲乙丙・・・となっていたという話を、私は祖母から聞いた記憶があります。
また、戦前の徴兵検査では「甲種合格」という言葉もありました。
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