■万里センセイの海馬【毎週木曜更新】
「馬ならぬウシにまつわる話(全5回)」
-その2(1/2):「還暦=赤色」の不思議-
あまり言いたくないのですが、実は私は今年「還暦」です。還暦というのは満60歳、今から60年前にこの世に生れたわけです。
今年と同じ「己丑」(つちのと・うし)の年でした。
十干十二支の組合せは60通りですから、「己丑」の年は60年に1回巡ってくるというわけで、60年経ったら、また生まれた年(暦)に還るということから「還暦」と称するのです。
日本では古くから60歳になったら孫子から赤いチャンチャンコを贈られる習慣がありますが、私は今から周囲に、「チャンチャンコだけは勘弁してくれ、どうせくれるなら真紅のジャンパーを」とお願いしています。
赤色がしきたりになっている理由は、人間は60歳でもう一度生まれ変わり、赤ちゃんに戻るので、おめでたい赤がいいだろうとの説がありますし、還暦の年は男性にとって厄年にあたるので、厄払いに赤い色を用いるとも言われています。
それはさておき、ウシの字は「牛」ではなくて、「丑」と書くのはどうしてでしょう?
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