■万里センセイの海馬【毎週木曜更新】
「馬ならぬウシにまつわる話(全5回)」
-その2(2/2):「還暦=赤色」の不思議-
もともと、十二支の字は一・二・三・というように、物事の順序を示す文字で、子、丑、寅といった、それぞれ草木の生長を表す文字が使われていたのです。
それを覚えやすくするために、古代中国人が身近にいた動物の名前を当てたそうです。
どうしてこれらの動物が採用されたかについては、お釈迦様の臨終に駆けつけた順番で、本当はウシが最初に枕元に辿り着いたのに、ウシの背中に乗っていたネズミがウシの背から飛び降りて、ちゃっかり一番乗りを果たしたとの逸話もあります。
ちなみに十二支最後の亥(いのしし)は中国では豚の意味で、中華料理で、猪肉とあるのは豚肉のことです。
「アントニオ猪木」は、中国では「アントニオ豚木」ですから、西遊記に出てくる猪八戒(ちょはっかい)の親戚のような名前になります。
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