■万里センセイの海馬【毎週木曜更新】
「馬ならぬウシにまつわる話(全5回)」
-その4(1/2):「混乱必至の2009年」-
2009年の政治は、混乱が必至の情勢です。国民の支持率が低下した麻生総理がいつまでもつかにもよりますが、9月には衆議院議員の任期が切れますから、それまでには必ず、解散・総選挙が行われます。
60年前の1949年は、前年の暮に、吉田内閣に対する不信任案が国会で可決したことを受けて、年明け1月23日に新憲法施行後初の総選挙がありました。
選挙結果は、吉田総理率いる民主自由党が264議席を獲得し、単独で衆議院の過半数を占めました。
第2党は犬養健氏率いる民主党で、獲得議席は69、社会党は一挙に解散前の議席を3分の一に減らす惨敗でした。
吉田茂氏は民主自由党の単独内閣を作ろうと思えば十分できたわけですが、第2党の民主党の分断作戦にでました。
民主党の中の「連立派」に秋波を送り、2月13日に組閣した第3次吉田内閣に、2名の民主党議員を入閣させ、民主党は分裂したのでした。
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