■海江田万里の政経と生計のカンケイ【不定期更新】
「海江田万里の政経ダイアリー 2010/05/20号(改正版)」
「―Financial Adviser 6月号 海江田万里の経済熱線―」

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■ 不安定要素が多い中国経済だが潜在的成長力は無視できない。■  
■ 環境、金融等の分野で連携しともに経済発展を図るべき ■

☆順調に回復する中国経済。中国国民の自信の源に☆

 上海万博で注目されている中国ですが、5月の連休に5ヶ月ぶりに 訪中してきましたので、最新の中国経済事情について報告します。 中国経済は2008年にはリーマンショックの直撃を受け、輸出に 急激なブレーキがかかり、その結果、倒産する国内企業が続出する など深刻な状態でしたが、現在ではその傷跡もほとんどなく、順調 な回復を見せています。

  むしろ、リーマンショック後の世界経済の 立ち直りに中国経済が大きな役割を果たしているとの自信が、そこ かしこで感じられます。 2009年の名目GDPは日本の5兆1260億ドルに対して中国 は4兆9090億ドル(総理府試算)と、わずかばかり日本に遅れ をとりましたが、2010年のGDPが日本を抜いて世界第3位に なるのはほぼ確実視されています。

  輸出総額は、すでに2009年には1・2兆ドルでドイツを抜い て世界第1位になっており、貿易総額も2・2兆ドルに達して、 アメリカについで世界第2位です。また、貿易を通じて蓄えられた 外貨準備額は2009年12月で2兆3992億ドルとなり、世界 第1位です。これらの数字が背景にあり、中国国民に自信を与えて いるのでしょう。


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