■海江田万里の政経と生計のカンケイ【不定期更新】
「海江田万里の政経ダイアリー 2010/05/26号」
「―普天間の移転問題について―」

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◆政権交代後、鳩山総理が普天間の沖縄海兵隊の問題について、それまでの発言を翻す機会はあったと思います。それは昨年末に、インド洋での海上自衛隊の給油活動を中止することを決定したタイミングです。この時点では沖縄の名護の市長も普天間基地からの航空部隊の受け入れを容認する市長でした。

 ここで「インド洋は撤退するが、同時に普天間の問題で、これまでの合意を覆すと日米関係が持たない。普天間基地の県外移転問題はもう少し先になる。申し訳ないが許してくれ」と沖縄を訪問して素直に話をすべきでした。このチャンスを逸してしまったのは、当時、鳩山内閣の支持率が高く、その自信が、「政権交代したのだから何でもできる」との過信につながってしまったのではないかと思います。

 もちろん、私自身も鳩山総理とは何度も話し合う場があったわけですから、その際に、はっきりとそうしたことを進言しなかった責任はあります。


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