■海江田万里の政経と生計のカンケイ【不定期更新】
「海江田万里の政経ダイアリー 2010/05/26号」
「―普天間の移転問題について―」
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◆1月に入って名護市長選挙の結果が出てから、鳩山総理の思いと、普天間移転問題の現実の動きは徐々に乖離(かいり)するようになりました。また、内閣の閣僚間の意見の不一致も目立つようになりました。全閣僚が一致して、鳩山総理の思いを少しでも実現しようと懸命に努力している姿を国民に見せることができず、逆に迷走のイメージが広がり、鳩山総理は一人で風車に向かうドン・キホーテのように映ってしまいました。
この上は、日米地位協定の問題や、米軍の訓練先を沖縄県外に少しでも移せるよう、内閣と民主党を挙げて取り組む姿勢を見せることが大切です。
5月28日に予定されている鳩山総理の会見は、「5月末で沖縄問題は失敗に終わった」と懺悔するのではなく、これからの展望を示すことが必要です。11月にはオバマ大統領の訪日が予定されていますから、このタイミングで日本の考えをアメリカにはっきり主張して、今年50周年を迎える日米安保に対する共同宣言を出すように努力するべきです。
(2010年5月26日 記)
衆議院議員 海江田万里
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