■海江田万里の政経と生計のカンケイ【不定期更新】
「海江田万里の政経ダイアリー 2011/01/12号」
「―夕刊フジ「永田町新潮流」 シンガポールの経済政策―」

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★ 法人税減税は中途半端 メリハリ利くシンガポールの経済政策 ★

 昨年末に1泊3日でシンガポールを視察してきました。1泊3日というのは現地のホテルでの宿泊は1日で、後の2日は機中泊ということです。そう言えば大臣就任直後に出席したウィーンのIAEA総会の際も、1泊3日の旅程でした。私以外でも日本の大臣の海外出張は1泊3日が標準的な日程のようです。

 訪問先にシンガポールを選んだ理由のひとつは、経済成長が著しいことにあります。2010年10月にIMFが行った世界経済の成長予測でシンガポールは年率15%と高い伸びになっています。何がシンガポールの経済成長を支えているのか、そのエネルギーを肌で感じることができればと日本を出発しました。

 同国の高度成長の背景に、2010年2月には『新経済成長戦略』を策定したことが挙げられます。わが国の『新成長戦略』の閣議決定は同じ年の6月ですから、日本とほぼ同時期に定めたシンガポールの成長戦略について意見交換を行うことも目的のひとつでした。


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