■海江田万里の政経と生計のカンケイ【不定期更新】
「海江田万里の政経ダイアリー 2011/04/11号」
「―夕刊フジ「永田町新潮流」 原発は生き物、もう少し時間を―」
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官邸での総理との面会の席で、浪江町長が身体から振り絞るように発した「瓦礫の下に埋もれた遺体を早く回収してほしい。彼らの霊を弔ってやりたいんだ・・・」との言葉は、私の心に重石のようにのしかかっています。
その場で、菅総理も発言しているように、今回の原発事故に対しては、もちろん事業者である東京電力に第一の責任はありますが、原子力政策を押し進めてきた国の責任も大きいと思います。その意味で原子力災害に遭われた方々は、国策に協力してくださった方々ですから、しっかりとした国の支えが必要なことは言うまでもありません。
今回の事故に対して本部で指揮を執っている責任者として日々の状況の変化を見て、つくづく思うことは、原子力というのは生き物だということです。人間が押さえ込もうとすると、巨大な怪物は必死でこれに抵抗して、強烈な反撃をします。
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