先日、ネットサーフィンで色々な新聞社の記事を読んでいると面白いものを発見したので、みなさんにご紹介しよう。
それは、「猿が馬に乗る」というものだった。
三重県は伊勢市にある、「伊勢乗馬センター」。
ここに、そのユニークで可愛らしい、猿と馬がいるらしい。乗馬センターとあるように、本来は文字通り乗馬のための施設。その乗馬施設に猿が来たのは、オーナーが猿をもらったのが始まりだった。
「猿が乗馬をしたら面白い」と浮かんだオーナーは、サリー・キューピー・ハッピーの3匹の猿、そして、マドンナ・クレオ・マリアの3頭の馬に教え込んだ。
今では、それぞれ、どの組み合わせでも、上手に乗ることができるようになっている。
ただ、このアイデアを成功させるには、少々時間がかかったらしい。
種類の異なる生き物同士、当然難しいだろう。
そこでオーナーは、猿と一緒に騎乗したり、厩舎に連れて行ったりと、馬と猿を互いに慣れさせるよう努めた。
その甲斐あって、微笑ましい光景が見られるまでになったのだ。
半年が過ぎた頃には、馬の上に猿が可愛らしくちょこんと乗っかり、上手に手綱をさばくまでに成長した。さらには、障害のコースでも落馬せず跳ぶことができるというから、大したものである。
普段は、馬と人間のコンビで我々に競馬を楽しませてくれるが、このような馬と猿のコンビもまた、新鮮で面白い。
人と猿。果たして、名ジョッキーはどっちなのか、気になるところである。
(2008.12.19)