■コバヤシのコバナシ【金曜更新】

地球がくれた宝物

 台風の影響で、兵庫県は死者を出す大きな被害、また、静岡県で発生した地震でも、相次ぐ負傷者や死者を出すなど生命に関わる大きな被害へと発展し、その脅威を目の当たりにした。自然が、地球全体が、少しずつズレ、狂い始めている。いつくるか分からない自然の大災害に備えて、少しでもできることを日頃から準備しておいた方がいいだろう・・・。

 先日、街を散策していると、とてもユニークなものを見つけた。
 それが、こちら。

馬でお越しの方は…

 「馬でお越しの方は、此処におつなぎ下さい。」の文字。
 すかさず一枚シャッターを切ったのは言うまでもない。そして色々と調べてみて、納得した。
 地球映像ネットワークという、「次世代を担う子供たちに、美しい地球を託していきたい」と掲げ、その貴重な自然や野生生物の様子を映像として保存し、その映像を提供している団体だった。
 そこは、「地球の今」を受け止め、今後の地球環境保護のために、何ができるか、何をすればいいのかと、環境=自然への理解を深める。
 そして、日頃の生活の中でも環境などに対する関心を高め、未来の子供たちに、美しいはずの地球を残していこうではないか、というコンセプトを感じられるものだった。


 エコやリサイクルなどの言葉を頻繁に耳にするようになってから、我々は実際にどのようなことを行ってきただろう。無理に一人が頑張るよりも、みんな一人ひとりが、少しでも環境に対する意識を生活の一部に取り入れ、そのための努力をする方が、幾分か2つの「楽」が生まれると思うのだ。
 一つは、単純に、頑張るのは少しでいい簡単という意味の楽。そしてもう一つは、沢山の環境に対する考えをもった仲間と行う楽しみがある楽。

 何事においても、その行動に楽しさを見出さなければ長くは続かないもの。であれば、それを共に楽しむ仲間がいれば、一人で頑張るよりも何倍もの成果と、満足感が得られるのではないだろうか。その結果、環境に関して言えば、地球映像ネットワークが掲げるように、未来の子供、加えるなら、我々の老後にも、自然豊かな美しい地球を残すことができるだろう。自然は、今日、明日で劇的に変わるものではない。
だからこそ、その変化は地球全体を通して得られる、何よりの宝物と言えるだろう。

(2009.8.14)


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