モンゴルには「モンゴル暦」と言うものがあることをご存知だろうか。
そのモンゴル暦の中では、今の時期が正月とされており、「正月=ツァガーンサル」には、祝い事の一環(国の祭典スポーツイベント=ナーダム)として馬術協会の主催で大きなレースがある。
この祭典には数百頭もの馬達がレースに挑むのだが、その迫力はまさに想像を絶するものだろう。
参加者たちは皆、これらのレースの為に一生懸命練習を積み重ねていると言っても過言ではない。
気になるレースは全部で5レース。
内容は、2歳馬〜4歳馬による各年齢ごとのレースと、左記以外に該当するものが5歳以上の馬として出場するレース。そして種馬となった牡馬によるレースである。
一同に駆け抜ける逞しい馬体は勿論のこと、百数十頭が一斉に待機し出走する瞬間が、どのレースをとっても一番の見せ場ではないだろうか。迫力と緊張感が脳の奥を刺激し、心に衝撃と深い感動を与えてくれる。
しかし何よりも、子供が騎乗しているときたから実にたまげたものである!
子供を騎乗させることは、些か危険視されているが、今のところその方向性に修正の兆しはないと言う。
読者の皆さんも機会があれば、モンゴルの祭典=ナーダムにレース見学に行くのも、また普段と違った時間を過ごせていいのではないだろうか。
(2008.2.8)