■【馬ロマン】
第二回目ゲスト:小川敏夫さん(全6話)
-生まれたときはダービー馬-
Q:勝負服についてお聞かせ下さい
こだわりはないけど、気に入っています。最初、稗田調教師に、赤や、スッキリしたのがいいなってお願いしたんです。
だけど、そういう人気色はみんなもう登録されてるじゃないですか。それで、競馬会にかけあって、こういうのが、今空いてるよって教えてくれて決めたんです。
だから自分で作ったわけではないんですが、見たらいいんじゃないと思って。ボクの想像ですが、以前、それを持ってた馬主がやめたんだと思います(苦笑)
赤地に白いタスキでそれを選んだんです。見た目もシンプルで、このデザインがこれまで空いてるなんて考えられないんですよ。
だけど、偶然あったので運が良かったですね(笑)
Q:ハートオブクイーンのお母さん、マイシークレットについてお聞かせ下さい
ウッドマンの牝で、当歳のとき見たら非常に馬体ボリュームがあったんです。すごく期待した馬で、新潟の改修する前の1000mを57秒のタイレコードで走って、スピードもなかなかのもんだったんです(笑)
たまに暴走しちゃいますけど・・・(苦笑)ただ、毎年、本当にいい馬を産むんですよ。残念なのは脚がもうひとつもたなくて、活躍する馬ではなかったんです。
ハートオブクイーンの弟が来年デビューで、後エイシンプレストンをつけた馬が今1歳でいますね。そうそう、実はハートオブクイーンを生んだ時に子宮が破れちゃったんですよ。
それで、ダメかと思ったんですが、何とか縫ってもらって助かったんです。当然、次の年は、回復してもらう為にも種付けはさせず、様子を見て1年ほど期間空けて安静にさせました。
今年生まれた馬は牧場の番だったので、その後、今年はファンタスティックライトを種付けしたんで、来年生まれるのがボクの馬になります(笑)本当によく生まれるんで楽しみです。
外見は本当にいい馬を産むんですが、レースがね・・・(苦笑)頑張ってくれるといいなと思いますが段々どっかで夢が敗れてきて、結果、夢敗れゲームになることが殆どですね(苦笑)
生まれたときはみんなダービー馬と思うんですけどね(笑)
Q:持ち馬は生涯ずっと面倒をみられるのですか?
死ぬまで面倒みた馬は一頭だけいます。イタリアンカラーと言う、GUまでいった馬で、最後は個人的に種馬にしましたが、あまり種馬としても通用しないので、折角なので最後まで世話をしましたね。一昨年死んでしまいましたが・・・。
牡は結局滅びちゃいましたけど、イタリアンカラーの繁殖で血筋を引く馬が繁殖では一頭いますね。そこそこの種をつけないと調教師にも申し訳なくて・・いつも悩みますよ(苦笑)
20万30万の種付で生まれた仔は調教師にお願いしにくいですね・・やっぱり調教師の世界も色々あるみたいですし(笑)
ある程度の種をつけてれいば、「ちょっとやってくんない?」って言ってもそれなりに対応してくれますし・・・(笑)「まぁこの種ならいいや」って、OKがでたり。
本当はそういう値段とか、先入観は嫌ですが、金額とか世間体とか・・・。ただ、そう頭では理解していても難しいですね(笑)
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