■【馬ロマン】
第二回目ゲスト:小川敏夫さん(全6話)
-馬主としての声-
Q:今まで最高で勝たれたレースは?
最高でGUの日経賞2着です。でもオープン馬は1頭、2頭くらいしかいないですね。それも最初の頃に(笑)やっぱり自分の繁殖の馬にこだわっちゃうとダメですよ(苦笑)
いい馬を買いに行ったって、買えないわけですよ。社台に行けば億って言われますし、どこの牧場に行ったって、本当にいい馬は3000万、5000万はしますからね。
自分の繁殖用にと思うものの・・難しいですよ。調教師も安くていい馬だけ買っていればいいじゃないかって言うし、そうだけど実際は・・みんな色々考えてるみたいですね。
なので、超一流になるような馬は初めから諦めてるんですよ(苦笑)もう腹をくくって、繁殖を売って、自分は自分で別に買った方がいいかもしれませんけどね(笑)
僕も少しずつ年をとってくるし・・・(笑)
Q:事故などで馬が亡くなったことはありますか?
よくありますよ(苦笑)生まれた仔供で、生後すぐに亡くなったのはいませんが。育成中に亡くなったのは4頭くらいはいるんじゃないかな・・・。
育成とかは「死にました」って言うだけだから。何か寂しいよね。
申し訳ないって代替馬をねもらったとしてもね、その馬が勝たないと、ずっと未勝利だとそれだけでマイナスですからね・・何ていうのか・・預託料諸々色々かかりますしね(苦笑)
Q:一部馬主からは預託料などが高いという声がありますが
JRAの厩務員と高崎競馬とか、今、高崎はなくなっちゃいましたが、その他含めても、やることは同じで何でこっちが15万で、向こうは60万とか、色々おかしな点はありますよね。
やはり多頭数競走馬の過剰競馬を正常なかたちにしないといけないと思います。
番組編成もあまり面白いものって少ない気がしますし、もう少し番組を増やすとか、馬そのものがいつでも出られるようにしてくれないと、今の厩舎のあり方を根本的に改めるとか、やっぱり馬房の三倍とかはダメだと思います。
馬がそれぞれ自分のペースでやっていけて、出られるようになったら面白いですよね。そうすると馬券ファンは、もっと競馬が面白くなりますよ。
このままだと調整が本当に難しいから、今は多分つまらないと思います。穴馬の発掘もできないし。やっぱり生産者を助けるというか、救済するのは馬主をしっかりさせることですよね。
馬を買うのは馬主ですからね。クラブ法人なんかはだめですよね。自分のところだけですからね(苦笑)ただ、JRAには馬券の売り上げのためには多頭数の方がいいんだろうし。
多頭数競馬を維持するために、意図的に、政策的に、馬を過剰に登録しているんですよ。
売り上げにも関わってきますからね。JRAも我々も色々と、もっと考えるべき改善点は沢山あると思います(苦笑)
Q:競馬ファンとしていかがでしょう?
競馬の勝ち方は、やっぱり難しいですね本当。馬券は特に・・(笑)自分の馬ではそれなりに情報が入ったり、見たりしても、それでも難しいですから他はもっとだと思います。
それが楽しみでもあるけれど。馬券で一番大きな金額は10万くらいかな。買い方はその時に応じてあらゆる馬券を買いますけど。
電話投票はやらない。マイナスが数字で明らかにわかると気分悪いですからね(笑)通帳にはっきり表れますから(笑)
シーズンのいい時や、特に自分の馬が出るときなんかにはよく行きますが。大体、月に2回くらいかな、その時の仕事にもよるけど。
やっぱりそう言っても馬はやめられませんね(笑)
初めはいいけど、やっぱり金銭面だけで考えると損。でも、自分が繁殖にこだわって、馬の成績が上がらないのものあるし、やっぱり競馬会のやり方が個人馬主に対してひどいですね。
それはレースを楽しみにしている馬券ファンに対してもひどいことをしてると思うんです。
『第二回目ゲスト:小川 敏夫さん 〜完〜』
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