■【馬ロマン】
第四回目ゲスト:高木俊介さん(全4話)
-生半可な気持ちでは勤まりません-
プロフィール


Q:これから競馬の仕事に就きたいと思っている若者は海外へ行くべきだと思いますか?

 必ずしも行くべきだとは思いません。初めは日本の牧場などで修業し、それから何年後かに行くのであればいいと思います。

 英国に代表される欧州諸国だと、逆に日本とのギャップがありすぎて(厩舎の造りや、スケールが大きすぎて)、現実味が帯びてこないので、オーストラリアなどが良いと思います。

Q:現在、ご自身が欧米など競馬有名国の中で訪れてみたい国はありますか?

 英国に行ってみたいです。サラブレッドとの接し方など、基本的なことを見たり聞いたりしたいです。厩舎管理や調教のスタイルなども興味があります。

Q:日本の馬が海外で活躍するには何が必要だと思いますか?

 世界でも活躍する馬は、日本の馬も増えてきているので、今後とも海外の競馬に関する研究や、育成・調教のレベルアップを重ねていけば良いと思います。


Q:仕事をされて、どんな時に家族の有難さを感じますか?

 家族の理解があって、初めてこの仕事を続けていられると思います。動物を扱うわけですし、馬の体調が悪くなれば休日も返上します。理解してもらえることが一番有難いですね。

Q:今後の夢について教えてください

 人馬共にさらにレベルアップをさせて、出来るなら近年中に、もう少し環境のいいところ(美浦トレセンの近くなど)に新たな牧場を立ち上げたいと考えています。

Q:育成牧場をこれから目指す方にアドバスをお願い致します

 馬が好きだから、競馬が好きだから、という気持ちは勿論大事ですが、生半可な気持ちでは勤まりません。時にはキツく辛いことも、多々あると思います。

 オーナーから、夢の詰まった愛馬達を預かるわけですので、類まれなプロ意識とプライド、そして覚悟が必要だと思います。

Q:その他、何かあればお願い致します

 現在、私は、マツリダゴッホなどの代表馬をもつ、千葉県の某所にて研修しております。来年4月より高木競走馬育成牧場に経営者として戻る予定です。

 研修先で学んだことをフルに活かして、人馬ともにレベルアップを図り、更なる発展を目指して頑張っていきたいと思っております。今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。
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