■【馬ロマン】
第五回目ゲスト:宗形竹見さん(全4話)
-小学生の頃の夢叶い、そして・・・(2/2)-
プロフィール


Q:学校を辞めた後はどうされたのですか?

 自分の中では、学校は辞めたんですが、騎手を辞めるつもりはなかったので、もう一度身体を作り直して、何らかのかたちでジョッキーになろうと思い、学校を後にしました。

 ただ、諦めてはなかったのですが、中々、学校を辞めてしまうと、そう簡単になれるものではないので・・・(苦笑)。

 学校を辞めた後も、普通なら卒業の時に、一発試験を受けて合格して、卒業後デビューっていうかたちなんですが、その試験だけは学校を辞めていても、受けることができるんですよ。

 20歳くらいまでの間に、何度かその一発試験を受けてたんですが、受からず1回、上山に連れ戻されたんです。

Q:それはお父様にですか?

  はい(笑)。「このままやっててもしょうがないから、取りあえず戻って来い」みたいな感じで、半ば強制的に戻されて、一年半、上山で、厩務員をやっていました。

 その後、たまたま、「こっち(大井)に来ないか?」っていう先生がいたんで、出てきました。

 その後一年間、厩務員か下乗り調教専門家で一年やって、その後、試験に受かって、22歳でデビューしました。

Q:競馬業界(騎手)としては、若干遅めになるのでしょうか?

 そうですね。普通なら、大体、中卒で、2年でデビュー、17歳・18歳くらいですね。

Qその頃は、他の職業に就くことは考えていなかったのですか?

 考えてなかったですね。やっぱり、この世界を小さい頃から見てきて、「ジョッキーは、かっこいい」っていう想いがあったんだと思います。多分、性格的に負けず嫌いなとこもあるので、勝負の世界に入りたいっていうのがあったんだと思います。

Q騎手になって思い出に残っているエピソードを教えてください

 質問とはそれてしまうかもしれませんが・・・、やっぱり勝ったときですかね(笑)。デビューして11戦目位だったと記憶しています。

 最初の開催では勝てなくて、多分、次の2開催目に勝ったと思います。先輩が乗ってた馬で、この馬なら勝てるからっていうんで、回してもらった馬ですね。

Q「調子がいい馬。このレースなら勝てる馬」というのは、やっぱりいるのですか?

 そうですね。多少は、調子がいいとかはあると思います。でも、実際はレースで乗ってみないとわからないっていうのが、正直なところですね。

 ただ、自信があるときは、あります(笑)。
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