■【馬ロマン】
第六回目ゲスト:猪木淑郎さん(全4話)
-伯父の一言がきっかけで獣医師に・・・(1/3)-
Q:幼少時代から動物は好きでしたか?
動物は好きでした。
身近に犬がいて、自然と遊び友達になっていた様な記憶があります。
Q:獣医を志そうと思ったのはいつごろですか?
私の大学受験の年は、大学紛争の真っただ中で、後にも先にもただ一度だけ、東大の 入試が行われない年でした。
その影響で他大学の難易度が上がり(勝手な言い訳)、自分自身は工学部に進みたかったのですが、あえなく浪人。厳しい一年でした。
東京のあちこちで学生運動が吹き荒れる中、 受験勉強に悶々とした日々を送っていた事を憶えています。
いよいよ再び入試が近づいた頃、私の伯父に「獣医科も受けてみないか」と誘われたのがきっかけです。
Q:何故馬を専門に学ぼうと思ったのですか?
伯父は当時馬主で、北海道にも馬を持っていると聞かされ、漠然とした憧れと、空想が勝手に膨らんで行き、広い大地に立っている自分を想像していました。
理科系の受験科目で受験できる大学を選び、日本獣医畜産大学に入学しました。
Q:学生時代に苦労した出来事はありますか?
獣医学科には、ほとんどが子供のころから「獣医さん」になることが憧れだった友人が多く、たまたま、獣医学科に入学した自分とは、勉強に対する意気込みが違っていましたね。
全く別世界に来てしまったなあ、という思いが強かったです。
大学でまじめに何かを学ぼうと言う気持ちよりも、とにかく競走馬の事を知りたいと毎日思っていました。
学問には結び付きませんでしたが・・(笑)。
理数中心の受験勉強しかしてこなかった自分にとって、獣医学には、全く興味が持てず、専ら伯父の関係している「馬」にしか関心がもてませんでした。
恥ずかしい話ですが、大学での苦手科目は獣医学でした。
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