■【馬ロマン】
第六回目ゲスト:猪木淑郎さん(全4話)
-馬を生産する苦労と喜び(1/2)-
Q:生産牧場で獣医として一番気を使うシーズンはありますか?
やはり、繁殖シーズンですね。
出産、種付け、当歳の管理等、同時進行なので、気力勝負です。だいたい2月下旬から7月上旬は神経が何時も緊張しています。
Q:育成牧場で獣医として一番気を使うシーズンはありますか?
順致の開始時期(10月前後)は人馬とも事故が多発しやすいので、気を使います。
又、調教が進み、時計を出す頃も運動器の疾患が多くなるので、要注意です。
Q:ジャパンホースマンアカデミーは、今までの様に直接競走馬に関わることが少ないと思いますが、現在はどのような形で馬(競馬)とかかわりをもっていますか?
ここには、競馬上がりの乗馬が60頭程います。
内科疾患や運動器の疾患もありますので、獣医診療にはこと欠きません。
それと生徒に教えるために、毎週の競馬中継は観戦しています。
又、生徒の研修先の育成者の方々とも情報交換を密にしています。
Q:馬に関わる職業につきたい人へ「これだけは忘れないで欲しい」という心構えのようなことをお聞かせください。
一般社会人と同様、きちんと挨拶ができる事はもちろんですが、愛馬心と探究心を持って自分の夢を実現して貰いたいと思っています。
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