■【馬ロマン】
第七回目ゲスト:杉本忠宏さん(全4話)
-理想と現実(1/2)-
Q:静内農業高等学校は、全国で唯一、軽種馬生産学習を正規のカリキュラムに取り入れていらっしゃいます。それは、馬に従事する人材を育成してほしいという馬産地からの要望だったのでしょうか?
昨年、本校は30周年を迎えました。
そのとき開校当時の校長先生の思いを記念誌にまとめましたが、その校長先生のお言葉のなかで、
「農業高校の目的は地域農業を担う人材の育成にある。牛・米どころではそのような学習をおこなうのに、馬産地で生産技術を受け継ぐ担い手を育成しないのはおかしい」
との発想から始まり、現在に至るまでは、様々な格闘があったと書いておられました。
その精神は、なくしてはならないと思います。
その中で、JRAのご協力と北海道教育局のご理解のもとで馬事教育振興会ができて30年間本校の、道筋をたてていただいたと聞いています。
Q:生産科学科と食品科学科があるそうですが、馬に携わるのは生産科学科の生徒だけですか?
生産科学科の馬コースの生徒が中心になります。
Q:御校は環境問題に力を入れていらっしゃると伺いました。馬(や牛)の排泄物はどのように再利用されているのですか?
牧草地の堆肥になります。でも牧草地が広いので実際はたりません。
馬ロマンTOP
うまレターモバイルTOP
(C)AnswerCorporation