■【馬ロマン】
第八回目ゲスト:小西英司さん(全4話)
-余生を送らせてやりたい(3/3)-
Q:場所を鹿児島県に選んだ理由は何ですか?
先ほども話しましたが、(月額)3万円という目標を達成するためには、青草の育成期間の長い温暖な地域で活動をすることが必要不可欠だと分かったので、西日本を中心に候補になるような土地を探していました。
そして、平成17年にある人の紹介で鹿児島県湧水町の現在の場所を知りました。
私はその当時北海道の浦河町にある「うらかわ優駿ビレッジ アエル」で乗馬マネージャーとして仕事をしていたので、北海道と鹿児島を月1回の割合で往復しながら、準備を始めました。
その間に湧水町の町長が浦河を訪ねてくださったり、話は割りと順調に進みました。
昔、霧島周辺は軍馬の生産をしていた土地柄で、湧水町にもたくさんの草地が残っていました。
その上、町自身が町有地として草地を所有していたことがこの地に決定する最大のポイントでしたね。
Q:湧水市長自ら浦河を訪ねてくださるなんて、とても協力的ですね。
そうですね。
とても感謝しています。
現在、(ホーストラストでは)約45ヘクタールの
放牧地などを管理していますが、その大部分は湧水町から借りています。
このように私たちの活動は、地元の協力なくしては成り立っていきません。
ですから私たちも草地や林を美しく保ち開発することなく、自然のままで次世代へ伝え、
馬を介してたくさんの人がこの地を訪れるよう、地域貢献を続けていくつもりです。
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