■【馬ロマン】
第八回目ゲスト:小西英司さん(全4話)
-馬たちのことー(2/3)-
プロフィール


Q:馬主のいない馬は、ここ(ホーストラスト)にはどんな経緯で来るのでしょうか?

 馬主のいない馬、つまりスポンサーホースですが、それを選定するのは、私がやっています。

 乗馬クラブの会有馬や大学の馬術部の馬など、特定の馬主のいない馬から選定します。

 現在12頭いるスポンサーホースは、会有馬や馬術部以外には、大学の実習動物だったものや、宮崎の都井岬のミサキ馬の放出馬もいます。

 スポンサーホースが受け入れ可能になれば、ホームページで募集したり、私の知り合いの乗馬クラブに声をかけたりします。

  でも最近は、募集をする前に問い合わせがあって、お願いされるケースの方が多いです。


Q:ホーストラストにいる(いた)馬で印象に残っている馬はいますか?

 2年前に亡くなった桜州号という馬ですね。

 ここに来てわずか2週間で死なせてしまいました。

 横隔膜ヘルニヤで、私の目の前で呼吸困難で死んだせいですかね。


Q:現在どんな種類の馬たちがいますか?

 ほとんどが軽種(サラブレッド、アンゴラアラブ)で、乗馬クラブを経由してくるものと、競馬場から直接来るものがいます。

 それ以外に、外産の乗用馬が2頭、ミサキ馬3頭、それと雑ポニー1頭です。

 それともう1頭ここにはいませんが、滋賀県にハーフリンガー種がいます。

 この馬は、私が北海道で使っていた馬ですが、縁あってホーストラストにやってきました。

 しかし引退させるには少々若い上に、おとなしく性格が大変いい馬だったので、ホースセラピーなどで使ってくれるところを探していました。

 友人のインストラクターの紹介で、条件に合うところがあったので、無料レンタルしています。

 そこで働けなくなったとき、ホーストラストに返してもらう契約ですので、いずれ帰ってきます。

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