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 【海江田万里 プロフィール】
●1949年 東京生まれ
●1972年 慶應義塾大学法学部政治学科卒
●1993年 衆議院議員選挙(東京1区)に日本新党から立候補、初当選。
●2004年 岡田克也代表による新体制のもと、ネクストキャビネット(次の内閣)厚生労働大臣に就任、民主党の年金改革案づくりに尽力。岡田代表の再選に伴い、ネクストキャビネット(次の内閣)経済産業大臣に就任。
●2005年 衆議院議員選挙で惜敗
●血液型 AB型  ●趣味 絵画鑑賞、映画鑑賞、読書、漢詩  ●スポーツ 野球、剣道(二段)
●座右の銘 人生意気ニ感ズ  ●公式HP http://www.zephyr.dti.ne.jp/~kaieda/
今月のお話(全4回)
  「北京オリンピックの馬術競技!?」
―その4 バロン西とウラヌス号―
  オリンピックの馬術競技ということで日本人が忘れてならないのは、1932年のロサンゼルスオリンピックの馬術大障害飛越競技で金メダルを獲得したバロン西こと西竹一中尉のことでしょう。日本人が馬術競技で金メダルはもちろんメダルをとったのはバロン西がただ一人です。

  戦前の日本には貴族制度があり、貴族の家に生まれた西竹一は男爵の爵位を受け、陸軍の軍人になりました。早くから馬術の才能を発揮したバロン西は1930年にイタリアで運命の馬「ウラヌス号」に出会い、この名馬と共にロサンゼルスオリンピックに出場して大障害飛越競技で優勝したのです。優勝インタビューで彼は「We won(我々つまり自分とウラヌスは勝った)」と答えて、世界の人々を感動させました。

  西中尉(当時)は、1936年のベルリンオリンピックにも参加しますが、このときは競技中落馬して棄権しています。 西竹一氏は、その後軍務に戻りますが、騎兵から戦車部隊の指揮官になり、最後はあの硫黄島で戦死することになります。


【ちょこっとメモ】
旧九龍駅の時計台(九龍)
1915年、九龍と広州を結ぶ「九広鉄道」が開通されたときに建てられたシンボル的な時計台です。1975年に始発駅は移転され、現在はこの時計台だけが残されています。
  去年上映されて話題になったクリント・イーストウッド監督、渡辺謙主演の映画『硫黄島からの手紙』の中で西中佐(当時)を連想させる人物が登場します。映画では西中佐は部下を脱出させた後、自決した設定になっていますが、本当の最後の状況は誰にも分かりません。


  西中佐は硫黄島においても愛馬ウラヌス号の鬣(たてがみ)を肌身離さず持っていて、戦後1990年に奇跡的にもその鬣がアメリカで発見され、現在北海道中川郡本別町の歴史民族資料館に展示されています。


  西中佐(死後大佐に昇進)の戦死の日は1945年3月22日、ないしは23日と伝えられていますが、当時東京の馬事公苑で余生を送っていたウラヌス号は、西大佐の死後1週間後に息を引き取っています。バロン西とウラヌス号は一心同体だったのでしょう。

「北京オリンピックの馬術競技!?」 〜完〜
 
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「馬に魅せられた画家・作家たち in the world」
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     08.01.10 「―その1 テレスコビッチをご存知ですか?―」
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「ワタシと競馬と、しばしば、オトン」
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