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 【海江田万里 プロフィール】
●1949年 東京生まれ
●1972年 慶應義塾大学法学部政治学科卒
●1993年 衆議院議員選挙(東京1区)に日本新党から立候補、初当選。
●2004年 岡田克也代表による新体制のもと、ネクストキャビネット(次の内閣)厚生労働大臣に就任、民主党の年金改革案づくりに尽力。岡田代表の再選に伴い、ネクストキャビネット(次の内閣)経済産業大臣に就任。
●2005年 衆議院議員選挙で惜敗
●血液型 AB型  ●趣味 絵画鑑賞、映画鑑賞、読書、漢詩  ●スポーツ 野球、剣道(二段)
●座右の銘 人生意気ニ感ズ  ●公式HP http://www.zephyr.dti.ne.jp/~kaieda/
今月のお話(全4回)
  「馬の故事・熟語_本当の意味をご存知ですか?」
―その1 馬耳東風(ばじとうふう)―
  今週紹介するのは「馬耳東風(ばじとうふう)」という熟語です。先ず、この熟語を知っていなければ話になりませんが、これを日本風に直したものが「馬の耳に念仏」と聞けば、その意味がおおよそわかる人も多いのではないでしょうか。

「馬耳東風」とは他人の意見や忠告をまったく意に介しないことを意味し、「あいつには何を言っても馬耳東風さ」などと使います。ところで、この熟語を日常よく使っている人でも、この言葉が李白(りはく)の詩の一節に由来することを知っている人は、ほとんどいないのではないかと思います。

  かく言う、私も今回このコラムを書くにあたって色々と調べて初めて知った次第ですから、あまり偉そうなことは言えませんが・・・。「詩聖」と呼ばれる杜甫と並んで「詩仙」と称される唐代の代表的な詩人である李白が作った詩の中に「王十二(おうじゅうに)の寒夜(かんや)に独酌(どくしゃく)して懐(かい)ありに答(こた)う」という長いタイトルの詩があります。

  タイトルは王十二という友人が、李白に「寒夜に一人で酒を飲んで思うところがある」との詩を贈ってきたので、それに答える詩を作ったという意味です。

【ちょこっとメモ】
よく聞く「美浦(みほ)」「栗東(りっとう)」
って何のこと?
普段競馬に関する話題で一度は耳にした事のある「美浦」「栗東」。これらは、JRAのトレーニングセンターになり、関東=美浦、関西=栗東と分かれています。また、馬・騎手・調教師はどちらかに所属しています。
  王十二(おうじゅうに)は詩の才能にあふれた人物ですが、彼の詩才はなかなか世に容れられません。そこで李白に身の不遇を嘆く詩を贈ったのですが、李白はそれに対して、「今の世の中、皇帝の好きな闘鶏の技に優れた人物か、辺境の戦で手柄を立てた者しか評価されない。

  いくら傑作と言われる詩を作り、人々にこれを聞かせても『東風の馬耳を射るがごとき(春の訪れを告げる東からの風が吹いても馬は何の関心も示さない)』である」との詩で、ここから「馬耳東風」の熟語が生まれました。

  唐の時代には、世に容れられることの少なかった李白ですが、彼が残した詩の一節はこうして今の世にも語り継がれているのです。

つづく

 
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「馬に魅せられた画家・作家たち in the world」
     08.01.31 「―その4 ジェリコ-をご存知ですか?―」
     08.01.24 「―その3 坂本繁二郎をご存知ですか?―」
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     08.01.10 「―その1 テレスコビッチをご存知ですか?―」
新春特別号
     08.01.03 「今年は香港でオリンピック馬術見学!?」
「ワタシと競馬と、しばしば、オトン」
     07.12.27 「―その4 場外の帰りに出会った運命の出来事―」
     07.12.20 「―その3 九州男児の父からのミッション―」
     07.12.13 「―その2 灰色のブレザーを着た中学生―」
     07.12.06 「―その1 「皐月賞」を題材に句を詠む小学生―」