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 【海江田万里 プロフィール】
●1949年 東京生まれ
●1972年 慶應義塾大学法学部政治学科卒
●1993年 衆議院議員選挙(東京1区)に日本新党から立候補、初当選。
●2004年 岡田克也代表による新体制のもと、ネクストキャビネット(次の内閣)厚生労働大臣に就任、民主党の年金改革案づくりに尽力。岡田代表の再選に伴い、ネクストキャビネット(次の内閣)経済産業大臣に就任。
●2005年 衆議院議員選挙で惜敗
●血液型 AB型  ●趣味 絵画鑑賞、映画鑑賞、読書、漢詩  ●スポーツ 野球、剣道(二段)
●座右の銘 人生意気ニ感ズ  ●公式HP http://www.zephyr.dti.ne.jp/~kaieda/
今月のお話(全4回)
  「馬に魅せられた画家・作家たち in the world」
―その3 坂本繁二郎をご存知ですか?―
 最近の日本人は馬と触れ合う機会がほとんどありませんが、一昔前までの日本人は馬と触れ合う機会も多く、馬をこよなく愛する人間が多かったようです。久留米生まれの画家、坂本繁二郎(1882年〜1969年)も、そんな一人でした。繁二郎はフランス留学から帰ると同じ福岡県の八女に移住、この頃から馬をテーマにした作品を多く発表するようになりました。

  繁二郎が晩年に発表した自伝『私の絵、私の心』(日本経済新聞社)によれば、「人を描きたかったが、いざモデルを頼むと向こうが意識して、最初の感じが抜けてしまう。馬にはそれがありません。日光に様々な変化をみせる膚のつやや陰影の変化、つぶらな目に宿る自然な感情が私をとりこにする」と書いています。
 
【ちょこっとメモ】
坂本繁二郎(1882-1969)
福岡県久留米市生まれ。子供の頃から、「神童」と言われ、絵の腕前は相当であると、人々からもてはやされていた。
  亡くなった私の母は子どもの頃、馬が生活の身近なところにいましたから、私が小さい頃よく馬の話を聞かされました。母も繁二郎と似たような話しをしています。「馬は人間の気持ちをよく理解している。私が怖がれば馬も私を怖がるし、私が愛情を持って接すれば、馬も私に愛情を感じてくれる。それは馬のつぶらな瞳を見ていればよくわかる。馬と話をするときは必ず目を見なければだめ」。

  繁二郎が住んでいた頃、八女には九州で有名な馬市が立っていたようで、繁二郎はスケッチブックを持って馬市で馬の観察を繰り返し、馬を追って雲仙や阿蘇の大自然の中を歩き回ったそうです。作品としては「水より上がる馬」、「雨中馬」などが有名ですが、繁二郎の馬は自然と一体化して、見る者に安らぎと癒しを与えてくれます。繁二郎の馬の作品を見たい人は久留米の石橋美術館に行くといいでしょう。

つづく
 
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「兵隊さんの置き土産」
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     09.07.16 「―その3 団塊の世代の学生時代(2) 」
     09.07.02 「―その2 団塊の世代の学生時代(1) 」
     09.07.02 「―その1 団塊の世代の少年時代 」
「選挙トリビア」
     09.06.25 「―その4 ポスターあれこれ 」
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