今年も残すところ、約一ヶ月になった。年々、月日の経過が過ぎ行く早さに驚きを隠せないものだ。 日本ではこの時期になると猛威を振るい始めるインフルエンザ・ウイルス。毎年「新型」と呼ばれるウイルスに、人々の不安は募るばかり。特に赤ん坊などの幼い命、そして老齢者など、インフルエンザによって、多くの人々が亡くなっている・・・。 皆さんも記憶にあるだろう。数年前「うま」や「鳥」などの動物にも、「インフルエンザ」が流行ったことを。その為、競馬界は大きな打撃を受け、馬主を始め、牧場など多くの関係者が悩まされた。 人間においては、手洗い・うがいをしっかりと行い、外出先からの菌をなるべく室内に持ち込むことの無いように努める。そして、正確な効果は定かではないものの、マスクなどで保護することも必要だろう。 これからの多忙期には、体調を崩していられない方が多いのではないだろうか。特に、秋以降のこの時期は、英国の一日を思わせるかのように寒暖の差が激しく、体調も崩しやすかったように思える。 実際にそのインフルエンザにかかってしまった、かわいそうな馬達。 ただ、鳥とは違い、「安楽死」を選ばなければ・・・、と云うものは少なく、一定の期間、養生しなければならないものの、その後回復すれば競走能力にも、何ら支障などはないとのこと。 しかし、これからの時期、どこで発症し拡大するかはまだ誰にも分からない。 重賞レースが次々とやってくるこの季節。徹底的に予防してウイルスの侵入を防ぎ、万全の状態で熱戦をみせて欲しいものである。 (2008.11.28)