「雪やこんこ、霰(あられ)やこんこ、降っても〜♪」 この時期に相応しいこの歌は、皆さんご存知だろうか。日本を代表する童謡の一つ、『雪』である。 昔からあるこの童謡、歌詞に犬や猫が登場するなど、昔から人々の暮らしには動物がいたことが伺える。 そこで今回は、『ミスター・エド』という、アメリカで放送された「馬コメディー」のコバナシをご紹介しよう。 主人公である若い建築家、ポスト夫妻は、あることを理由に田舎に住むことになる。そこで繰り広げられる、エド(馬)と夫妻、そして周囲を巻き込んだ珍騒動が見どころ。 一番の特徴は、「馬が人間の言葉を理解する」ことだ。 本来、動物の中でも優秀な馬は、感情など、我々人間の奥(心)の部分を読みとく性質をもっている。だが、このエドは心を読むだけでなく、「言葉も話す」のだ。 動物を飼っている、または、職として動物と一緒に働いている方にとって、動物と「話す=会話」というのは、誰しも一度は抱く願望ではないだろうか。 ずっと一緒にいれば、そのものが人であろうと、動物であろうと分かり合える。それもあるのかもしれない。 中には、知りたくない事実、「飯がまずい」「コキつかうな」など、我儘な放題な馬もいることだろう。しかし、言葉を交わすことの楽しみは、何よりも嬉しいこと。 このエドは電話をかけたり、飛行機を予約したりと様々な珍行動を起こし、観ているものに笑いを届けてくれる。観終わったあとに幸せな気持ちにさせてくれること、間違いなし。 この不景気を、エドと一緒に笑い飛ばしてみてはいかがだろう。 (2009.1.23)