二月も終わりを告げ、年が明けてから、早くも三ヶ月目に突入しようとしている。三月になると、学校などは卒業を迎え、企業なども退職者などが増える時期となり、お別れ会や卒業旅行など、思い出作りにも忙しい季節である。 今回は、卒業などをテーマに思い出の旅と称し、「仲間とつくる馬の思い出」をテーマに今後いくつか紹介できればと思っている。 その第一弾が南米の「メキシコ」である。 初回は欧米を中心にとも思ったのだが、ある程度よく知られていると思われるので、次の機会に。 さて、メキシコはミチュワカン州に位置する、小さな、ちいさな街である。冒険心が強い方にはお勧めの場所だろう。「森のバター」の異名を持つ、「アボカド栽培」でも有名な街で、そこには、メキシコの先住民が住み、現代と昔の共存を垣間見ることができる。 例えば、女性は民家の前で刺繍をし、男性が馬を引いている様子などは、程良く、ゆっくりとした時間が流れているのを感じることができるだろう。 そして、肝心の馬。 街で馬とガイドを雇い、火口まで探索するのだ。地面は、想像以上に険しくなっており、軽い登山感覚では無理。馬に乗ってても時間がかなりかかるので、徒歩はお勧めしない。何より、「ベテランの登山案内馬」がいるのだから、それに頼るほか無いだろう。 日本全国、様々な乗馬施設が普及しているが、こういった異国の地で馬に乗ることができ、ちょっとした冒険ができるのは、幼少期に子供なら誰しもが抱く、わくわく感や、どきどき感を直に体感することができ、とても心に残る時間になる。 これから始まる4月までの貴重な一ヶ月を、かけがえのない仲間や、馬と共有してみてはいかがだろう。 (2009.2.27)