日中、少し出歩くと、じんわりと汗ばむような比較的暖かく過ごしやすい気候になってきた。 人によっては、この大型連休であるGWは約2週間程の長期的な休暇が取れる人もいるという・・・なんとも羨ましい限りである。 ただ、折角の休みにも関わらず、以前、かなりの猛威を振るっていたSARSのように、今回、豚インフルエンザの世界的流行に、海外旅行などを懸念されている方も多いだろう。 政府は、備えあれば・・・と、水際対策を念入りにしているようだが、連日の報道を観ていると、どうも要領を得ず、手際の悪さをつい感じてしまう・・・。 風邪とは違い、いつどこで、というのが実際問題としてつきまとうのは、精神的にもあまり安らぐ暇が無い・・・。皆さん、くれぐれもご注意を。 さて、以前のコバナシで登場した馬と戯れることができる公苑、東京は世田谷区にある「馬事公苑」を覚えているだろうか。 今回はGW特別企画としてこちらのコバナシを少々お話しようと思う。 どこもかしこも、不況の煽りを受けながらも、混雑し人ごみになるのは予想がつく。 金銭的余裕があまりないのは、大方、どこの家庭も同じ。となると、外出するパターンも限られてくる。そこでひとつご提案。どうせならエコで楽しみたいのが一番の理想だ。 この馬事公苑では、様々な馬のアトラクションが堪能でき、しかも、入苑無料。 子供達は勿論、競走馬にしか目が無い大人も含め、走る馬以外の魅力を堪能できる。競馬をしている親の姿を見て、意味も分からず「賭けに夢中な親」のレッテルを貼ってしまう子供。 しかし、このホース・ショーでは馬を通して共に親と子で楽しみ、動物を通して子供の健やかな心も育てられる。「賭け」で得る金銭的なもの以上の「何か」を、手に入れることができるだろう。少し足をのばせば緑溢れる大きな公園も近く、馬事公苑を後に散歩をしながら自然と親しむことも可能だ。 心身、そしてサイフにも優しい休日の過ごし方、それはやはり、「馬に始まり馬に終わる」。馬と一緒に過ごす休日、これが一番贅沢な過ごし方かもしれない。 (2009.5.1)