依然、騒動が止まない新型インフルエンザ。各メディアでも、国民に不安を煽りすぎだ、と懸念の声があがっている。多くの不安を煽るような政府、各メディアに些か疑問が生じるのは言うまでもない。 感染者の通う学校には何十件もの苦情の声が殺到し、会見で校長は事情を説明した後、謝罪をしていた。少し冷静になれば分かるはずの内容を、国民も緊張が先走り、学校を責める事で幾分か落ち着かせていたのではないだろうか。ただ、全てがそうではなく、逆に励ましの声も複数あったとのこと。 ここまでにして、混乱と不安を招く新型のインフルエンザ・・・早急に終息へと向かって欲しいものである。 さて、そんな不安を吹き飛ばすような力強い嬉しいニュースが飛び込んできた。多くの皆さんもご存知の方が多いのではないだろうか。 それは5月24日に行われた大相撲夏場所で見事初優勝を果たした、大関日馬富士(はるまふじ)である。 これまでもインタビューなどでは、「お客さんを喜ばせる激しい相撲がしたい」と非常に相撲を愛し、ファンを想うコメントをしていた大関。優勝記者会見では、「自分は優勝するとは夢にも思 わなかったので、嬉しい」と、低姿勢ながらも、その顔には大きな笑顔の花が咲いていた。 最近の相撲業界は色々と騒がれていたが、この大関日馬富士の優勝で、幾分か落ち着きを取り戻しつつあるように感じる。 騒ぎと言えば、日馬富士と同郷の朝青龍からは、初優勝の祝いとして、美顔器とプラチナローラーを贈られたとか。互いに認め合う同士達。朝青龍をはじめ、少しお茶目なプレゼントで、土俵とは一味も、二味も違う力士達の可愛らしい意外な一面をみられることができた。 チャンスをものにするためには、日頃の稽古(努力)の積み重ねが大切だということを、改めて教えてくれた日馬富士関。 我々もそれぞれの与えられた持ち場で精進し、存分に腕を磨き、それぞれの成功(優勝)を目指そうではないか!? (2009.5.29)