朝晩の涼しさに加え、最近では日中でも頬に当たる風が幾分心地のよいものとなり、次第に秋の気配を感じつつある。 ただ、温暖化が促進したことで、例年よりも海水の温度が上昇し、餌を存分に蓄えることができたため、今年の秋刀魚の収穫はとても良いそうだ。各メディアを通して、身幅や長さともに申し分なく、好スタートを切ったと報じられていた。秋の味覚の代名詞のひとつ、秋刀魚。秋刀魚以外にもこれから更に増える秋の味覚にも期待がもてそうだ。 さて今回は最高年齢の「パクじぃ」と最年少のエクスペルテのコバナシをお届けしようと思う。 競馬に詳しい方は「パク」・「パクじぃ」と聞けば、すぐに笠松競馬の誘導場とお分かりの方も多いはず。 そんなパクじぃことハクリューボーイは、1983年3月24日に生まれ、現在26歳(人間では104歳位)。年齢と比例してか、笠松競馬場滞在でもダントツの最長誘導場歴をもつ馬である。父はネヴァーダンス(USA)、母はカネイゼーアである。 競馬で一番魅力的に感じることは、現役競走馬だけでなく、引退後の誘導馬などにもちゃんと、そのファンがいるということ。馬の数だけ、それだけのファンがいるというのはとても良いことだと思う。 笠松では、このパクじぃの最年長とは対照的に最年少で誘導馬デビューをしたエクスペルテも在籍している。競走馬のレース以外の楽しみとして、パドックなどで、最年長と最年少の誘導馬の双方を見られるのが、笠松競馬のもう一つの魅力と言えよう。 普段は中央(JRA)を中心に見られる方も、気候の良いこの時期に笠松へ足を運んでみて、最年長と最年少の誘導馬を一度ご覧になられてはいかがだろう。 (2009.9.11)