9月の大型連休、シルバーウィークが終わったものの、またすぐに週末と、仕事モードへの切り替えが若干しにくくなる木曜と金曜。子供も大人も、楽しんだ後の遊び疲れが見え隠れする2日間だっただろう。 さて、タイトルにもある「疲れた現代人」。このコバナシを読んでくださる、大方の人が当てはまるのではないだろうか。 優れた医学の発達とともに、昔からある漢方。今この漢方がまた見直され始めている。一般的には、抗生物質のような即効性のものではなく、体の中から体質改善に用いられることの方が多いのが漢方である。 そして、このストレス社会に覆われた中で過ごす我々現代人。その時に重宝するのが、「参馬補腎丸(じんばほじんがん)」である。この「腎」という文字。単純に言えば、「腎臓」であるが、中国医学では、泌尿生殖器系・ホルモン系・カルシウム代謝・自律神経系やその他免疫など幅広く捉えている。そして、この腎の働きが弱く、衰えることを「腎虚」というのだ。 この「腎虚」が進めば人間は、生命力・免疫力、そして自己治癒力などが低下し、そのため、精力減退、足腰のだるさ、疲れやすく、病気にもなりやすい。また、脱毛から、白髪、歯の劣化など全身を通して弱く衰えやすくなってしまう。 これらの症状は40代以降の方を中心にみられてきたものだが、現代のストレス社会において「若腎虚」と、若年層の20代後半位からもその傾向がみられるようになっているそうだ。 通常の処方は、食事から栄養を取り入れ、生活の習慣そのものを見直すよう改質改善が望ましいのだが、そうも言ってられない人には「参馬補腎丸」で対応してみるのもいいだろう。ただ、あくまでも薬には違いので、アレルギーなど気になる方を始め、必ず医師の相談や、漢方の専任医師に話を聞いて始めるのが望ましい。こんなところにも「馬」が入っているとは・・・なんとも心強いものである。 (2009.9.25)