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曲がり屋で馬と共生

 平成22年になり、先日、1月11日(月)、語呂の良い1並びの日に、都道府県各地で成人式が開催された。今年も威勢の良い「個性的」な若者が、例年同様、報道陣達にしっかりと記憶され、「今年もやってるな」と思いながらそのニュースをご覧になった方も多いことだろう。何より、これからは自らの行動に、責任が重くのしかかる。ただ、それさえ自覚していれば、大人の世界はとても楽しめるものであると私は思う。新成人の皆さん、おめでとう。
 
 さて、今回は東北地方で気になったコバナシを皆さんにお届けしよう。

 馬が好きでも、都会では頻繁に馬と触れ合うことは難しい。今でこそ「乗馬ライフ」などと言って、週末に牧場や乗馬施設へ出向き、馬と戯れるひと時を作るのがここ数年ブームとされているが、将来、馬と一緒に暮らしたい方にお伝えしたいのが今回のコバナシである。
 
 皆さんは、「曲がり屋」と言う言葉をご存知だろうか。東北地方の方は、結構ご存知の方も多いかもしれない。馬と一緒に暮らす知恵が、この「曲がり屋」に含まれているのだ。
 
 その昔、岩手県の伝統のある家では、主に人が住む主屋(おもや)の中に、馬屋(まや)を造っていた。横長に広い家(直家)に、この馬屋を造ると、形はアルファベットのL字のようになる。勘の良い方はもうお分かりだろう。直線が折れ曲がり、L字のような形になった家を、その地域では「曲がり屋」と呼んでいたそうだ。
 そして、この馬屋は、南方に設けられることが多かった。理由として、南方は一日のうちで一番日照が長いからである。ここにも、馬を寒さから遠ざけ暖かくしてやりたいという、家族同様に馬を大切にしていた人々の気持ちが、よく分かるだろう。そんな農耕馬として活躍していた馬も、時代の流れと共に機械化され、その数は少なくなっていったそうだ。
 
 将来、馬と一緒に余生を過ごしたいのならば、牧場近くで暮らすのもいいが、こういった曲がり屋を建て、馬を家族の一員として、共に同じ屋根の下で過ごすのも、悪くはない。その為には、しっかりとした馬の飼育方法を身に付けることも大切だが、一番は、途中で放棄をせず、きちんと一緒に生活する心構えを持つことである。
 大きな馬は、いくら好きでも抵抗があるという方は、ポニーで考えてみてはいかがだろう。何より、この曲がり屋精神で、馬(動物)を、人を、大切にする心をもてば、より平和で暮らしやすい未来を築けるような気がする。
 
 皆さんも、将来は「曲がり屋」を建て、馬と一緒に暮らす日常を思い描いてみようではないか。

(2010.1.15)


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