今週は一年で最も寒い日と言われる「大寒」が、全国的に小春日和の3月4月上旬の陽気な気候となった。また、元巨人軍の投手、桑田真澄氏の父、泰次氏が一酸化中毒(火事)で亡くなった。ご冥福を祈ると共に、この時期の火災は非常に多発している。ほんの何気ない油断が、命をも落とす非常に危険な事故へと発展する。くれぐれもご注意頂きたい。 さて、寒さもどちらかといえば、「心地よい冬の寒さ」程度で、寒いながらもその差は例年に比べれば幾分落ち着いているように感じる。今回は、寒い冬に、是非頂きたい「馬のチーズ」をご紹介したいと思う。 皆さん、チーズはお好きだろうか。 正直、私は固形のものは苦手で、ピザやリゾットに入っているような、溶けているチーズの方が好ましい。しかし、最近は、ワインは定番であるが、日本酒などに合うチーズなども販売されているなど、チーズにも様々なものがあるようだ。 そして、今回ご紹介したいのが「Cacio a Cavvalo=カチョ・カヴァロ」と言うチーズである。流行の電波をキャッチするのが優れている人は、すぐにお分かりになるだろう。タレントの田中義剛氏が社長を務める、北海道の花畑牧場などでも販売されている。 その他にも、本家イタリアでも有名なこのカチョ・カヴァロ。カチョはチーズ、そしてカヴァロは馬という意味があるのだ。特に、このチーズを作る工程で、2つに結び、左右にぶらさげるように吊るして熟成し、その垂れ下がる様子が、馬に鞍をつけているのと似ていることから命名されたようである。 味もしっかりと芳醇で濃く、フライパンなどで、軽く焦げ目がつく程度に焼けば、チーズのコクは増し、豊かな香りが広がり食欲をそそるだろう。アルコール類のあてはもちろん、おかずとしても重宝する一品である。また、牛乳嫌いでもチーズは好きという子供にも、骨の成長に欠かすことのできないカルシウムを補うことができるのだ。 皆さんも寒さがまだ残るこの時期には、チーズフォンデュや、カチョ・カヴァロなどの優しい乳製品で心身ともに温められてはいかがだろうか。 (2010.1.22)