今週、野球界の桜が惜しくも散ってしまったのは、みなさんご周知の通り。巨人の内野守備走塁コーチ、木村拓也氏が7日、午前3時22分に広島県内の病院で37歳という若さでこの世を去った。病名は、くも膜下出血だった。球界では、野球をとても愛し、非常に努力家な人物として有名で、様々なところで彼を慕っていた人は多い。それゆえ、あまりの突然の死に、親族、関係者は勿論のこと、ファンも未だ信じられないのが本音だろう。 心よりご冥福をお祈り申し上げます。 さて、今月は、月末から始まる連休、GWに向けご紹介したいスポットを挙げていこう。 まず、その一回目となるのが、「馬毛島(まげしま)」である。この馬毛島は、鹿児島西之表市、みなさんご存知の「種子島」から西方に位置するこじんまりとした小さな島である。最近では、以前から問題の普天間の移設場所として候補にあがっているのは記憶に新しいところだ。 かつてピーク時には500人以上の島人が住んでおり、ソテツやサトウキビ、また、酪農などが盛んに行われていたが、河川がなく、実際は農業にはあまり適していなかったようだ。また、ニホンジカの「マゲシカ」も生息し、農作物を荒らしていたというのも理由の一つとしてあげられている。その為、島民は生活苦から逃れるように島を出て人口が減り、一時「無人島化」していたこともある。しかし、2005年の国勢調査では15人が確認されており、島民は15人何らかの形でいるようだ。周囲に囲まれた海では漁業もでき、透明度の高い綺麗な海を満喫することもできる。 年々、天候の予想は難しくなっているように感じるが、4月下旬にもなると鹿児島の方は関西関東に比べ暖かくなっていることだろう。種子島へ訪れた際に、馬毛島へ寄ってみるのが一番妥当かもしれない。 特に何かをするわけでもなく、日頃の疲れを自然の中に身を置くことで癒してくれる「馬毛島」。ストレス社会の日々から脱出して、心の垢を落とし、全身に不足している潤いを、大自然のサプリで心身ともに取り入れ、リフレッシュしようではないか。 (2010.4.9)