早い人は、昨日から始まったGW。今日と、5月の6・7日も休暇を取得できる人は、最大11連休といったところだろうか。今週は時効廃止法案や、鳩山首相、小沢氏の秘書問題、そして、引退から復帰した沢尻エリカ氏の離婚騒動、そして上海万博問題など、連日、各メディアが隙間を縫うように、これらの報道を伝えていた。
さて、冒頭にもお伝えした「GW」がいよいよ本格的に始まった。昨年度に比べると、新幹線や飛行機などを利用する人の割合が軽減し、「高速道路」で帰省する方も多いとのこと。皆さんは、既に出先、または仕事三昧のGWを迎えられているのだろうか・・・。
今月に入っては、これまで遠方の「馬スポット」をご紹介してきたが、今回は私の地元、世田谷のウマ事情のコバナシをお伝えしよう。
まず、初めに思い浮かぶのは、やはり「馬事公苑」ではないだろうか。様々な馬術競技が行われるなど、周囲に住む順民は勿論、都内各地からも集まる馬事公苑。ここは外せないだろう。
そして、地名にも多く「馬」の文字が入っているのが「駒沢」周辺の地域である。ここは、「駒沢・上馬(かみうま)・下馬(しもうま)」と、これら3つの地名が互いに隣接しているのが特徴だ。
もう少し掘り下げて、区のHPなどを調べてみると「明治22年、町村制施行時に、上馬引沢村、下馬引沢村、野沢村、弦巻村、世田ヶ谷新町村、深沢村が合併し、駒沢村が成立した。馬引沢の馬を駒とし、それに 野沢と深沢の沢をつけて駒沢という地名ができた。大正14年10月、駒沢村が町制を施行し、駒沢町となった。昭和7年世田谷区成立時に駒沢という町名はいったん消え、旧村名が新区の町名となった。昭和42年、住居表示の実施に伴う町区域の変更を行い、旧新町1丁目の北部を駒沢3丁目、同南部を駒沢4丁目とした」とあり、現在の駒沢・上馬・下馬の現在(いま)が、これで少しお分かりになったのではないだろうか。
また、一説によれば、源頼朝が旅の道中に、この数ある沢で愛馬を失くし、それ以来引いて渡った説もある。以後、「馬引沢」といわれ、後の今、馬→駒に、そして沢を用い、「駒沢」といわれている説もあるそうだ。
コバナシでも度々登場する馬の地名だが、全国各地、まだまだ私の知らない馬の地名やその土地にまつわる馬事情が沢山ありそうである。
GWもまだ始まったばかり。遠方へ出かけて家族や仲間と一緒に楽しむのも、近場で安価に過ごすのもいいだろう。何より、景気回復を願いつつも、心身ともに、疲労の回復をまずは一番に考えて、僅かな休暇を堪能して頂きたいと思う。
(2010.4.30)
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