知事選など統一選の第一弾も落ち着き、残す選挙に向けて、各候補者達が街頭演説に勤しんでいる光景を目にする。 国民性なのか、それとも彼(女)ら(候補者)の演説力不足か、道行く人は「あまり気にしない」といったように通り過ぎていく。 それは、少し控えめな行動を美徳とする日本の、羞恥心と感じ取るには程遠い。 さて、この春は様々なレースが軒を連ねて待っている。 先週、阪神競馬場で行われた桜花賞。 3番人気のダイワスカーレットが優勝を手にした。安藤勝己騎手は昨年のキストゥヘブンに続き、二連覇達成。 彼の今回のコメントに『シナリオ通り』という言葉があった。 誰もが、レースに向けて考えるであろう"シナリオ"。 これを思い描き具現化するのは非常に困難なことだ。 競馬には予想外の展開が潜めいているからだ。 我々の仕事も馬と同様、「これでダメなら、こうしてみる」と、幾通りか選択のできる抜け道を常に考えて行動しなければならない。 かしこまった内容になったが、疲れたら、我々には馬がいると言うことも覚えておいて欲しい。 さあ、この週末は、中山競馬場で行われるビッグレース皐月賞が控えている。 一体、どんな"シナリオ"をもった騎手が、ありとあらゆるシーンを想像し勝利を手にすることができるのか!? みなさんも、『皐月賞のシナリオ』を考えてみてはいかがだろうか??? (2007.4.13)